第22期(平成29年度)通常総会・特別講演会

・第22期(平成29年度)通常総会・特別講演会の開催案内

東北大学機械系同窓会
会長 佐々木久臣

拝啓 春寒の候,ますますご清祥のこととお喜び申し上げます.

日頃,東北大学機械系同窓会の活動に対しご高配を賜り厚く御礼申し上げます.

さて,第22期通常総会ならびに特別講演会を下記要領にて開催いたします.今回は,帝京大学戦略的イノベーション研究センター副センター長、特任教授の横堀壽光氏(機械第Ⅱ48年卒)より「メゾスケール力学に基づく材料の疲労および時間依存型強度学の基礎理論とその実用に関する研究」、と題した講演を賜ることになっております.

皆様お誘い合わせの上,ご参加下さいますよう御願い申し上げます.

敬具 記

日時:平成30年3月3日(土)

会場:東北大学工学部中央棟2階(青葉山キャンパス センタースクエア内

   〒980-8579 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6,交通アクセス

次第:14:00-14:30 総会

   14:40-15:40 特別講演会

          題目:メゾスケール力学に基づく材料の疲労および時間依存型強度学の基礎理論とその実用に関する研究

          講師:横堀 壽光 氏 (機械第Ⅱ48年卒)

                帝京大学戦略的イノベーション研究センター、副センター長、特任教授

             東北大学名誉教授

   16:00-17:30 交流会(参加費:5,000円)

          会場受付けでの当日のお支払いか、又は銀行振込をお願いします。

          他金融機関から:ゆうちょ銀行229店 当座0011176

【特別講演会 講師のご紹介】

講師: 横堀 壽光 氏

現職: 帝京大学戦略的イノベーション研究センター、副センター長 特任教授

経歴: 1973年3月東北大学工学部機械工学第2学科卒業

    1978年3月東北大学大学院工学研究科 機械工学第2専攻博士課程修了

             2016年3月東北大学 名誉教授

   2017年4月帝京大学 特任教授 戦略的イノベーション研究センター、副センター長

メッセージ:材料の粘弾性や塑性変形に起因するクリープ現象に疲労の効果が関与すると、材料の破壊寿命は両者の相互作用により多様な繰返し速度特性を示す。従来、このような現象は、限られた材料や条件について各論的に調べられ、統一的かつ俯瞰的な見方はされてこなかった。しかし、材料が多様に開発され、それらの使用条件を明確化することが必要とされる状況に対応するには、上述した多様な特性を統一的に扱う手法が必要である。また、粘弾性挙動は、多様な力学特性を発現させることから、血管の拍動挙動においても、血管疾患の進行度に応じて、血管壁に粘弾性が発現し、多様な血管壁の拍動挙動が発現すると考えられる。本講演では、これら、時間依存型破壊および劣化機構に支配される材料の実稼働条件において発現する多様な力学特性を非平衡科学および複雑性科学の手法に基づいて解析し、さらに工学的実用化への道筋について述べる。

・第22期通常総会・特別講演会の開催報告

第22期通常総会ならびに特別講演会を,平成30年3月3日に東北大学工学部中央棟および青葉記念会館(仙台市)にて開催いたしました.

 なお,総会において同窓会へ寄附をいただいた精密42会有志への感謝状贈呈式が行われ,佐々木会長より精密42年卒有志の代表である冨田務様へ感謝状が贈呈されました.

 特別講演として,横堀壽光 氏(機械第Ⅱ 昭和48年卒)より「メゾスケール力学に基づく材料の疲労および時間依存型強度学の基礎理論とその実用に関する研究」と題してご講演を賜りました. 

 総会出席者52名,懇親会出席者40名でした.ご参加ありがとうございました.