昭和32年卒業生

第6回樹の実会報告

「機械工学科三十二年卒同期会」

 私達、機械工学科昭和32年卒業のクラス会が、秋晴れの好天に恵まれた平成18年10月15日「中軽井沢ホテル」で開かれた。3年毎に行われているクラス会も6回目を迎えた。

 卒業時の人員60名、物故者8名の冥福を祈り黙祷を捧げた。健在者52名中本日の出席者30名、実に6割の出席率であった。久米幹事のきめ細かな連絡・積極的勧誘の賜である。

 神山代表幹事・渡部幹事の挨拶に続いて、阿部幹事の巧妙な誘導によって出席率の低い人からのスピーチが始まった。

 万葉・古事記を勉強している人、陶芸の世界、書道の世界では名だたる人達など格調の高い組。未だに国内外で研究活動・技術指導をしている得度の得られていない人達。地球環境改善事業を立ち上げたと称して農業に打ち込んでいる人。奥様を亡くして寂寥の念に駆られている人達、愛妻の介護に精魂を尽くしている人がいるかと思えば、「内の女房は元気が良過ぎて困るんだよ」と言って嘆いている人もいた。とかく此の世はままならぬ。

 話がはずみ、酒がまわるにつれ、いつの間にか50年前の機械科教室内の雰囲気に戻っていた(風貌はともあれ)。しかし全員が70歳を越えた今、話題はいつの間にか健康管理の話になり、全員が何時までも元気でこの「樹の実会」に出席しようと誓い合った。

 来年は東北大学の開学100周年記念と、我がクラスの卒業50周年記念を祝して仙台に結集しようと言う神山代表幹事の呼びかけに全員賛同した。

 恒例の二次会では、遠藤(秀)元東北大学合唱団員の指導による学生歌の合唱から始まった。青葉もゆるみちのくに、高き理想を胸にして集いし我等が青春の日々を心ゆくまで謳歌した。続いて各自の迷「カラオケ」に時の経つのも忘れて歌いまくった。

 翌日は同好の士21名によるゴルフ会を行った。このクラスゴルフ会も22回目となった。シングル組からハーフでエイジーシュートを達成する者までが和気藹々に楽しんだ。来年は卒業50周年を記念してグアム島で行う事になっている。 平成18年11月15日記

 渡部栄久、神山新一(機械工学科32年卒)